事例紹介[お客様の声] CASE STUDY

Google Classroom連携は非常に効果的

桃山学院中学校高等学校

2021/05

2017年春の入学試験の採点からデジタル採点システム「YouMark」を導入いただき、その後も学校内でのテストの採点にご利用いただいておりましたが、2019年9月に学校内での利用に特化した「YouMark Personal」がリリースされると、いち早く導入いただきました。
システムの導入を推進いただいた田中智晴先生(理科)と、YouMark Personalを存分に活用いただいている山田秀雄先生(数学科)と小川謙太郎先生(英語科)に、YouMark Personalの活用方法や導入効果、今後の課題についてお話を伺いました。

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手採点の頃に比べて採点にかける時間は半分以下になった

今現在、桃山学院様でYouMark Personalをご利用になっている先生方はどれくらいいらっしゃいますか?

田中先生 80%くらいの先生は使っていると思います。実力テストでは全員が使っておりますので、使ったことがあるということであれば100%ですが、定期テストでは80%くらいでしょうか。かなりの先生方が活用しています。

実力テストはすべての先生がYouMark Personalで採点を行っているとのことですが、採点の分担はどのようにしておられますか?

山田先生 数学はクラスごとではなく、設問ごとに分けて作業しています。

小川先生 英語も設問ごとですね。英訳などの問題は採点にブレが出てはいけませんので、小問ごとに専門家を決めていますね。1学年600~700人いますので、それぞれの担当の問題をまとめて1人で採点します。担当する問題は少なくなりますので、採点基準のブレがなくなるというだけでなく効率も良いですね。

山田先生 設問ごとに分担した方が採点ミスや質問の対応もやりやすいです。この問題は誰が採点したというのがはっきりしていますから、担当の先生が細かい内容も含めて生徒にしっかり対応出来ます。定期テストでも同じ方法です。

田中先生 特に学校でそのようにしなさいと決めている訳ではないんですよね。各教科の先生方が相談して、より良い方法を決めています。

手採点からデジタルに移行して、作業効率の変化はどんなものでしょうか?

田中先生 私の実感としては1/3くらいになったと感じていますね。

山田先生 数学では解答のみを書かせる問題と、解答の途中経過を書かせる問題があります。途中経過を書かせる問題については、当初かなり時間がかかっていましたが、タッチパネル式のPCで書き込みながら採点をするようになって、劇的に早くなりましたね。アンダーラインなどを書き入れる作業がタッチパネルだと非常にやりやすいです。採点時間は手採点のときに比べると半分くらいにはなっていますね。また、点数計算がまったく必要ないですから、トータルでは倍以上の効率アップだと思います。

小川先生 英語は記号問題がたくさんあるのですが、手採点の時から私は1問ずつ採点をしていました。答案を1枚ずつめくりながらの採点も職人技のように早くなっていたのですが、YouMark Personalでの採点は比べ物にならないくらい早いです。以前は紙で手を切ってしまうようなこともありましたがそれもありませんし、効果は非常に高いですね。格段に違います。私の実感としても採点時間は半分から1/3くらいになったという印象です。

また、それで空いた時間を活用できているのも大きいです。以前から、文法問題であればどの問題が出来ていて、どの問題ができていないのかをきっちりと把握したいと思っていましたが、瞬時に集計ができます。これは大きいです。また、この情報を生徒にフィードバックできることも大きいです。生徒に配布する模範解答の裏面に全問題の正答率の一覧を載せるようにしました。我々教員が正しく生徒の学習状況を把握することが出来るようになりましたし、生徒もモチベーションアップに繋がっています。

試験後の授業のやり方が変わった

採点の効率が上がっただけでなく、先生方のその後の指導にも変化が出て来たということですね?

小川先生 そうですね。特に定期テストのあとに行う解説授業は大きく変わりました。これまでは「これくらいの生徒が出来ていたかな」という感覚はありましたが、はっきりと数字には出ていませんでした。試験のあとの解説授業は全問題について幅広く扱っていました。

採点をデジタルにしてからは、はっきりと数字が出ていますので、正答率が90%以上のほとんどの生徒が出来ている問題は飛ばしています。正答率が50%に満たないような問題を重点的に解説できるようになりました。また、「これくらいは出来るかな」と思って出題したチャレンジ問題もはっきりと正答率がわかり、ちょっと難しいかなと思っていても90%以上の正答率だったりすることがわかったりと、新たな発見もありました。

山田先生 数学では以前手作業で正答率を出していましたが、非常に手間がかかります。デジタル採点で簡単に集計出来るようになったのは非常に大きいですね。私ももっと授業に活かしていきたいと思います。

田中先生 私からはこのようにしなさいと特に伝えていないんですよね。各先生、各教科で工夫して効果的な活用方法を見つけている状況で非常に良いですね。

試験期間中の職員室の景色が変わった

以前田中先生からは、職員室の景色が変わったというお話を伺いましたが、具体的にはどんな感じですか?

田中先生 紙で手採点する先生が少なくなりましたから、試験期間中の職員室の風景はほんとに変わりました。また、これまでは何日かかけて採点を行っていたのですが、ほとんどの先生が試験日当日に採点を終えているんじゃないですかね。採点に追われているという状況がなくなったと思います。

小川先生 英語は英作文の問題があり、B4用紙いっぱいに生徒は書いてくるので採点は結構手強いんですが、それを先に片付けて、残りの語句や記号の解答の採点は自宅に持ち帰るというようなケースもあります。答案を持ち帰ることはできませんが、YouMark Personalなら自宅でも作業ができるということで気持ちに余裕が出ましたね。働き方の部分でも変化が出ました。また、これは二次的なことなんですが、答案返却後に生徒が解答を改ざんできないということも良いと思っています。改ざんすることが出来る余地があれば、子どもですからそういう悪い心が出てくる生徒もいますが、デジタルになれば改ざんできる余地もありません。教育的にも良いと思っています。

デジタル採点の答案が返却されることで、生徒さんが違和感を持つことはなかったですか?

田中先生 特にそういうことは聞いていませんね。生徒からも保護者からもそういう声は出ていません。生徒が書いた現物の答案は返す先生とそうではない先生がいるのですが、手元に現物が返ってこなくても文句は一切出ませんね。○×や得点のついた採点結果が手元に届けばそれで大丈夫です。生徒にとっても、保護者にとっても、採点がデジタルになったことは「進んでいるな」と感じる程度で、それほど不思議ではないようです。

Google Classroom連携は非常に効果的

この春から正式リリースする「Google Classroom連携機能」を1月のテストと3月のテストで試して頂きましたが、いかがでしたか?

田中先生 学校全体ということではなく、ひとまず何人かの先生で試してみようということだったんですが、ここにいる3人は全員が試しました。

山田先生 まったく問題なかったですね。非常に良かったです。生徒からも答案を返して欲しいという声は出ませんでした。

田中先生 新年度からはこのGoogle Classroom連携をメインにする人が多くなると思います。これまでは、採点結果の答案を印刷するのにも時間がかかりますし、授業で答案を返すのにも時間がかかります。この時間がなくなることは大きいですね。試験後の最初の授業までに答案が返却できますので、授業が変わる教員も多いと思いました。「最初の授業までに復習しておきなさい」とすることで、いきなり解説から始まる場合もあるのではと思っています。

小川先生 英語では、試験後の最初の授業で答案を返す前に、正答率が低かった問題を生徒同士で相談して解き直しさせたりします。これは答案を先に返してしまうとそれを確認したいという気持ちが出て、なかなか授業に集中できない生徒がいるからです。今後は授業前に返却しておくことで、その対応も変わってきそうです。

山田先生 試験後の1時間分の授業を無駄にしてしまっているケースもあります。答案を返却するのにも時間がかかりますし、返せば生徒は結果をまずは確認しますよね。その段階で採点結果に修正のある生徒はそれを持ってくることもあります。そうすると中途半端な時間しか残らず、解説を少し行うだけで授業が終わってしまいます。本来次の授業に進みたかったところが進めないということがよくありますね。先に答案を返してしまっていれば、次の授業にすぐ進む先生もいると思います。新年度は色々と変わってくると思います。

先生方にゆとりが生まれた

デジタル採点の導入で先生方の作業が効率化して時間の余裕が出たと思いますが、その時間をどう活かしておられますか?

田中先生 空いた時間を何かに活かすというよりは、先生方にゆとりが生まれたことが大きいと思っています。働き方の部分で非常に大切なことです

山田先生 閻魔帳(生徒の成績を記録しておく一覧表)がいらなくなったのが大きいですよね。すべてデジタルで集計できるようになったのは非常に余裕が出ます。

小川先生 余裕が出たことで、採点に時間のかかる英作文の語数を増やすこともできるようになりましたね。テストの問題の作り方自体が変わってきた部分もあります。

田中先生 採点のデジタル化はこういう効果が出ると思っていましたが、本当に大きい変化だと感じています。

YouMark Personalの設定や操作にご苦労はなかったでしょうか?

田中先生 本当に最初だけですね。今はもう私に聞いてくる教員もほとんどいません。周りの誰かがわかっているという状況もありますが、一度やってみたらあとは大丈夫だという感覚です。

山田先生 最初は私が一番わかってなかったくらいでした。最初の1回教えてもらったら、2回目からはまったく問題ないですね。今は私が教えているくらいです。操作は非常に簡単だと思いますね。先日のGoogle Classroom連携も、データの紐付けで田中先生に少し手伝ってもらいましたが、難しくなかったです。

田中先生 Google Classroom連携も、そんなに難しいとは思わなかったですね。ほとんどの教員がすぐにできるようになると思います。

学年末考査翌日からの修学旅行というピンチにも対応出来た

山田先生 数学の解法を書かせるような記述問題は当初は難しいと思っていました。解答のみを書かせる問題だけをデジタルで採点して、手採点の結果と合算していたんですよね。でも、思い切ってYouMark Personalでやってみると、思っていた以上にやりやすかったです。

現在は模範解答を画面の半分に表示し、生徒の解答1名分を画面の半分に表示する設定が良いと気づいて、さらに効率がアップしました。アンダーラインを引いたり、「ここまで何点」と書き込んだりという作業が思っていた以上に簡単でした。数学の教員にとっては一番抵抗があったのは記述式の解答でしたが、やってみたら非常に大きな効率アップになりました。

実は今回、コロナ禍の影響で、学年末考査の翌日から修学旅行という強行日程だったんですね。私は5日間の試験日程の最終日が試験実施日で採点時間が全然取れませんでした。とにかく事前にYouMark Personalの設定を済ませ、試験が終わったら答案のスキャン画像をアップロードしておきました。修学旅行には答案を持って行けませんが、YouMark Personalならパソコンさえ持っていればどこでも採点ができます。修学旅行から帰ってきた翌日が答案返却の日程でしたので、YouMark Personalがなかったら、修学旅行に行けませんでしたね。本当に助かりました。

コメント記入の機能をもっと充実させてほしい

YouMark Personalに何かご要望はありますか?

山田先生 先ほども申し上げたように、採点時にコメントを書き入れることがよくあります。「説明が不足しています」といった内容だったり、証明問題であれば「結論を使っているので得点になりません」といったりした内容を文字で書き込んでいます。このコメントは決まり文句が多いんですね。設問ごとには履歴が残るのですが、どのテスト、どの問題でも、アカウントで履歴が残って、そこから使えると非常に便利です。

小川先生 私も文字入力でのコメント記入はよく使います。アンダーラインを引いて、何故そこにラインを引いているのかの説明を書いたり、「よく出来ています」というコメントを入れたりすることもありますし、「論理的でないです」といったコメントを入れたいシーンもありますが、毎回入力していました。履歴が残っていて、そこからコピーできると非常に助かります。

田中先生 コメントの入力機能を使う先生は多いですね。私もたまに書き込みます。答案上での生徒との対話、指導に活かせます。ただ、コメントの入力ボックスが出てくるのも少し邪魔ですね。画面の上や右の端にずっといてくれたらいいなと思っていました。入力ボックスが解答の上に出るので採点のさまたげになります。動かしながら作業しています。また、採点後に配点が変えられないというケースがたまにありますので、何らかの機能が欲しいですね。採点の修正ももっと分かりやすくなってくれると嬉しいです。最後に、正答率や平均点が画面で一覧表示できたり、ファイルでダウンロード出来ると嬉しいですね。それくらいであとは完璧だと思いますよ。

※上記要望事項はいずれも佑人社内ですでに課題に上がっているもので、少しずつ改善していくことをお伝えしました。

 

桃山学院中学校高等学校

桃山学院中学校高等学校

大阪市阿倍野区昭和町にある中高一貫教育の私立中学校・高等学校。 キリスト教の自由と愛の精神をモットーにしており、自由な校風が特長の進学校である。 1884年の開校から130年以上の歴史があり、2001年には男女共学の国際コースを開設、2008年には中学校を開設し、2011年には標準コースを男女共学の文理コースに改め、中高一貫コースとともに新たな一歩を踏み出している。

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