事例紹介[お客様の声] CASE STUDY

最初は自分自身半信半疑でしたし
「やめた方がよい」という反対意見も

東京都市大学付属中学校

April.2018

2018年度の中学の入学試験の採点業務にデジタル採点システム「YouMark」をご導入いただきました。「YouMark」の導入を推進いただき、すべての業務を統括された草間雅行教頭と、各教科の採点業務に携わった先生方に、「YouMark」導入の経緯、導入の効果、今後の課題についてお話を伺いました。

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最初は自分自身半信半疑でしたし「やめた方がよい」という反対意見も

はじめてご訪問したのは1年ほど前になりますが、そのあと5月に行われた展示会のセミナーにご参加頂き、具体的な導入検討を始められたということだったと思います。

草間先生そうですね。最初お話を伺った時は私自身が半信半疑でしたね。そんなにうまくいくかなと。昨年の展示会のセミナーに参加した頃からこれは効果がありそうだと感じはじめましたが、学校内ではPCなどに慣れた教員から「やめた方がよい」と反対意見が出たこともありました。そのあと、夏頃に全教員向けのデモをやっていただき、トライアルを実施、その後9月の校内実力テストで実際に使ってみた訳ですが、ここまでは教員の意見を聞きながら慎重にすすめていきましたね。3学年分を実際にやってみて、その速さを実感しました。この段階ではほとんど反対意見も消えていましたね。そこで入試本番での採用を決定したような形です。その後、12月には非常勤の教員も採点の練習を行い、人数の少ない帰国生入試もリハーサル的になりましたので、ある程度安心して一番大変な2月1日の午後入試に挑めましたね。段階を踏んで進めていけたのが良かったかと思います。

採点スピードが飛躍的に向上入試当日の教員の負担を大幅に低減

採点後の成績処理システムの業者との打ち合わせが数回ありましたが、ご苦労はなかったですか?

草間先生私自身は苦労するようなことはなかったですね。佑人社さんにはお手間をかけましたし、成績処理システム側で少し手を入れるところがありましたが、それほど大きな変更もなく、本番も非常にスムーズに連携が取れたように思います。

実際入試本番での運用を終えて、どんな感想を持たれましたか?

草間先生やっぱりまずはスピードが上がったことが大きいです。特に午後入試は、夜遅くまで採点に関わる教員の負担も大きかったのですが、採点スピードは劇的に速くなりましたね。

2018年度計4回の入試の採点時間合計

この数字は採点時間だけで集計していますが(従来行っていた採点業務終了後の入力作業含まず)、それでもトータルで1/3は短縮できていますから大きいです。教員の負担も目に見えて減りました。教員側からネガティブな情報も一切出て来ませんでしたね。時間が短縮されたので1つの問題を採点する人数を増やしてさらに採点ミス防止を強化することも可能だと感じました。
個人的にはスキャンする専門の人員を確保するべきだったと反省しています。佑人社さんからは1人で良いのでスキャンの担当者をと言われていましたが、うまく人員を割けませんでした。ただ、これも採点業務に割くリソースが少なくてすむので、来年はスキャン専門の人員を確保出来そうです。

採点後すぐに正答率が集計されるのは出題ミスや不適切な問題のチェックにも

採点後は全体の正答率を見るだけではなく、上位と下位の受験者の正答率を比べておられましたが、これは従来からやっていた作業ですか?

草間先生そうですね。全受験生と合格者の設問別正答率を算出してましたが、結果がまとまるのは2月末でした。これが瞬時に集計されるのも大きかったですね。今回は採点後すぐに合計得点順に並べ、上位と下位を抽出し、それぞれで正答率の計算を行いました。上位と下位の設問別平均点を比較をすることで、問題のミスがないかのチェックも兼ねていましたね。例えば、上位と下位の生徒で正答率が逆転しているような時は、問題に何らかの不備があるか、もしくは入試問題として適切ではない問題であるということが分かります。今回は該当するような問題はありませんでしたが、合否判定の前にこの集計がしっかりと出来るのは大きいですね。このように採点してすぐに正答率がわかるのは非常に効果的だと思いました。作問側にも非常にメリットが大きいですね。またこの正答率はデータ集(『T-file』)に掲載して、受験生の保護者にも公開します。過去問を解く上で、「このあたりの正答率の問題は合否にあまり影響がでません」というアドバイスがしっかりと出来るメリットもあります。

学校内でのさまざまなテストでも十分に効果が出るシステムだと思う

次回以降の作問にも影響があるという声が出ていましたが、このあたりも具体的に実感されることはありましたか?

草間先生まず、これまではミスがないよう計算がしやすいように配点を揃えることが多かったですが、デジタルだと集計ミスがないので設問ごとにふさわしい配点が設定できるのは大きいと思いました。また、午後入試は時間に制約があるので、出したい問題が出せないこともこれまでありましたので、各教科の教員からこのスピードで採点できるならという声は聞こえてきました。非常に良い傾向だと思っています。

入試本番のあと、「期末テスト」や「入学前クラス分けテスト」でも「YouMark」をお使い頂きましたが、上手くいきましたか?

草間先生まず期末テストでは、中2の理科と中3の社会で使ってみました。これまで10時間くらいかかっていた作業が6時間で出来たと報告が上がっています。まだまだ慣れていない部分もありますから、さらにスピードアップ出来そうだとも聞いていますし、思っていた以上に効果的だと感じています。「入学前クラス分けテスト」は設問別に正答率を算出し、それにコメント添えて成績票と答案を生徒に返却しました。これも採点ミスの報告はありませんでした。今後も定期テストでは希望者を募って使っていこうと思っていますし、予算も確保しました。少しずつ増やして行けたらと思っています。

各教科の採点に携わった先生方にも、「YouMark」を使った率直な感想をお伺いしました。

国語最終的に論述問題は紙とペンの手採点を行うことにしたが、今後はデジタル対応を検討している。採点が早くなったことは確実だった。全受験者の正答率が出たことで、次の出題の参考にもなった。

算数算数は設問の特性上かなり効果が上がった。事前の設定が時間かかってしまう心配があったが、それほどではなかった。とにかく採点のスピードが速く、教員のリソースの使い方を考え直す必要があると感じた。入試業務全体でもっと上手にリソースを分散できる。

英語単語や記号問題の採点正確性は実感できた。事後の集計も不要なのも大きい。論述問題の採点時間は変わらないが、その間に他の教員が別の問題を採点できることも良かった

社会採点のスピードが上がったため、今後は作問も変えていけると感じた。数年前までは論述を出していたが、合格発表までの時間の関係などで出せていなかった、近い将来論述問題を出しても良いのではという意見が出ている。

理科採点が早いので、今後は1つの問題を採点する人数をさらに増やしても時間が足りると感じた。さらにミスがなくなる安心感がある。正答率を出す作業はこれまでかなりの手間がかかっていたので、瞬時に出るのは非常に嬉しかった。マニュアルはあるのだが、トラブルシューティングのような、こういう時はこうすると良いというリファレンスがあると良い。

どの教科も「スピードアップ」「採点ミス削減」「正答率の即時集計」というデジタル採点ならではメリットを十分に感じていただいており、非常に手応えを感じるものでした。また、入試当日の教員の労働力や正答率の活用方など、副次的なメリットを見いだしておられる先生もおり、入試業務に貢献できているという実感の大きいインタビューでした。

株式会社野田塾

東京都市大学付属中学校

東京都世田谷区成城にある完全中高一貫の私立男子校。
2009年に武蔵工業大学付属中学校・高等学校から現在の名称に改称。「誠実・遵法・自主・協調」を校訓に、生徒一人ひとりが自己実現を図れるよう教育を行っている。アクティブラーニングをいち早く取り入れ、思考力・判断力・表現力が育つ独自のカリキュラムで教育を行っており、近年進学実績も向上している。

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