事例紹介[お客様の声] CASE STUDY

デジタル採点は規模が大きくないと
導入が難しいと思っていた

城北中学校・高等学校

April.2018

2018年度の中学・高校の入学試験の採点業務にデジタル採点システム「YouMark」をご導入いただきました。「YouMark」の導入を推進いただき、すべての業務を統括された入試委員長の清水団先生と、国語の採点業務を統括された教科主任の仁科伸康先生に、「YouMark」導入の経緯、導入の効果、今後の課題についてお話を伺いました。

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デジタル採点は規模が大きくないと導入が難しいと思っていた

清水先生から最初にご連絡いただいたのは昨年の8月でした。たしか5月の展示会(EDIX2017)でご覧になっていただいたのだと思いますが、それまではこういう仕組みがあるのはご存知でしたか?

清水先生デジタル採点は中学受験塾や予備校で使っているのは知っていましたが、規模が大きくないと導入は難しいとは思っていました。ただ、展示会でお聞きしたときに、コスト的にも導入しやすそうで、「これはやれそうだな」という感触がありました。その後、職員会議でYouTubeの動画を見せて、こういうことをやりたいという話をした記憶があります。

どのあたりにメリットを感じていましたか?

清水先生ひとつの目標は効率化でした。時短です。これまでも入試業務の効率化は進めていましたが、さらにという気持ちでした。もうひとつの目標はミスをなくすということです。複数人の採点結果を一致する仕組みは非常に効果的だと感じました。さらに、正答率が瞬時に取れることもメリットが大きいと感じていました。これまでもサンプル集計で正答率を出していましたが、その手間がかかりませんし、正確な情報、客観的な数字を、学習塾関係者や研究機関など外部にすぐに提供できます。

導入までは苦労したが
最終的には上手く運用できた

仁科先生は、当初こういうったシステムを導入するという話を聞いてどう思いましたか?

仁科先生最初は疑問点が多かったですが、実際にシステムを見て「これならできるな」という風に思いました。ただ、動画で国語の論述の採点をしているところを見て、「こんなにうまくいくものかな」とも思いましたね。

清水先生1回目のリハーサルでうまくいかないところがあり、本番の導入を迷う場面もありましたが、2回目は1回目の反省を活かして、本番に近い形での運用がうまくいきました。これである程度安心しましたね。特にインターネット環境が少し不安でした。無線LANのアクセスポイントが100箇所以上あるのですが、回線に不安があったんですね。万が一の場合を考えて教室にセルラーモデルのiPadを持ち込みました。テザリングを想定して準備した訳です。実際には今回を契機に回線を増強して、新年度からの動画でのインターネット英会話もうまくいってますね。とにかく、入試が無事終わってホッとしました。

教科にも採点の文化があるので
こうやりたいという意見は尊重した

国語の論述は、一部従来どおりアナログで採点いただく形になりましたが、このあたり先生方の反応はいかがでしたか?

仁科先生これがベストかはわかりませんが、すべて一挙にデジタル化は難しいと感じていました。結果的に一部をアナログ採点する形でも上手く運用できるフローをご提示いただいて、安心して採点できましたので、これで良かったと思っています。

清水先生今回、デジタル採点を導入する上で、教科がこうやってやりたいという意見は尊重しました。結果的に教科が希望する形で導入できて良かったと思っています。採点もそれぞれの教科の文化がありますから、それを尊重しつつ導入することは大切でした。

大きなモニターに採点画面を映し
採点基準を相談するアイデアが生まれた

実際の採点の現場はどんな感じでしたか?

清水先生統括者としては、その場にいなくても進捗がいつでも見れるのは非常に良かったですね。ただ、そうやって見ていると国語の漢字の採点が非常に遅いのに気づいて採点している教室を見に行ったんですよ。そうすると、採点画面を大きいモニターに映して、みんなでここまでは○にしよう、ここは厳しく見ようといったことを検討をしていたんですね。ああ、そういうことにも時間が割けるようになったかと非常にうれしかったですね。

仁科先生採点基準を相談している中で、ひとりの教員が教室にある大きなモニター映して検討しようと言い出したんですよね。こういうアイデアが出てきたのは良かったですね。実際に映してみると受験者の実際の解答を全員で見ながら検討することができるので良いアイデアでした。デジタルになって採点時間が短縮されたことで、これまでよりも丁寧に採点基準を相談できる時間ができたのは非常に良かったと思っています。

清水先生こちらが導入することを決めたときは想定していなかったような、アイデアが出てくるんですよね。先日も校外学習にiPad持って行かせたいという話が出ましたが、セルラーモデルを持たせているのですぐに実現できました。新しいことを導入するときには「よくそのメリットがわからない」という教員もいるのですが、導入後に教員から新しいアイデアが出てくるんですよね。それぞれの先生が「こういうことをやりたい」という意見が出たときに、すぐに実現できる体制をできる限り整えておきたいといつも思っています。

デジタル採点のメリットと比べたら
設定の負担はたいしたことがなかった

仁科先生はご自身で採点結果が不一致になったものの確認・確定を行っておられましたが、予想よりミスは多かったですか?

仁科先生3人の採点結果の一致確認で、記号問題なんかでも特別多いという訳ではないんですが、それなりにケアレスミスがあるのを再認識しました。こういったミスはほぼゼロに近いと思っていました。

清水先生やはり紙での採点をチェックをするのには限界があると思います。試験が連続して続く中で先生方の疲労もあり、ミスが多く出ることがあって、再度の見直しをお願いしたケースもこれまでにはありました。ミスをゼロに近づけるというのは、学校にとっても受験生にとっても非常に大切なことだと思っています。

仁科先生点数計算や入力、サンプルでの正答率計算が非常に大変でしたが、それがすべて必要なくなったのも大きいですね。点数計算はミスが出やすいこともあり、非常に慎重に作業していましたが、それがなくなったことでの負担減が大きいです。気分がかなり違いますね。最初はデジタル採点の設定の負担も大きいと感じていましたが、最終的にはそれほどの負担には感じなかったですね。何より、採点ミスがないという安心感、計算作業、入力作業がないというメリットに比べれば、設定の負担は本当にたいしたことがないと感じました。

iPadなど他の機器でも使用できるとさらに運用しやすくなる

「YouMark」にこういう機能があったらという要望はありましたか?

清水先生WindowsのPCに限られている(Internet Explorerでの仕様に限定されている)ので、MacやiPadなど他の機種でも運用できると良いですね。特に教員向けにセルラーモデルの大き目のiPadを導入予定なので、それが使えると大きいです。キーボードをつなげば十分使えると思います。

仁科先生国語の記述の採点のことを考えると、iPadを縦向けに使えたりペンが使えるのもメリットが大きいですね。実際に採点現場でもWindowsのタブレット型のPCを縦にして机に置いてペンを使って採点している教員もいました。(「YouMark」は2019年春に全ブラウザに対応可能なHTML5対応を予定しています。)

新しいことを導入していくことに協力的な気風が学校全体にある

清水先生は今回の「YouMark」の導入に限らず、ICT機器の導入など、学校内の業務改善を非常に精力的に行っておられますが、そのエネルギーはどこから生まれているのですか?

清水先生何よりも「こういうことをやりたい」という気持ちが強いですね。これを導入したら何か起こるんじゃないかという期待が大きいです。さきほどの新しいアイデアも同様で、新しいものを導入していくことで化学変化が起こるんですよね。

どの先生も非常に協力的で、先生方の清水先生への信頼が非常に厚いのを感じました。

仁科先生清水先生が新しいことをやるときは、「間違いなく良いことを起こそうとしてやってくれている」という信頼感が非常に大きいですね。また技術面の知識も豊富で、その部分は絶大なる信頼があります。また、新しいことをやって良い結果に導ければという風潮が学校、教員全体にあるのも大きいですね。

清水先生そういう学校の気風が今回のデジタル採点の導入にも良い方向に向いてくれましたね。

城北中学校・高等学校

城北中学校・高等学校

東京都板橋区にある中高一貫の私立男子校。
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